日米格差

今朝、お料理好きのしっぽちゃんが、
「たくさん作ったので・・・」
と、手羽先の紅茶煮を持ってきてくれた。
とても美味しく頂いた。女子って感じの料理!!

鶏肉の骨は犬が食べると、喉に刺さってたいへんなことに
なるためみんなに注意をしてフタのついたゴミ箱にすてた。

※鶏肉の骨は縦に割れる為、危険なのです

美味しい余韻にひたり、ふぅっと一服していると、
ある出来事を思い出した。


数年前、アメリカに買い付けに行ったときのこと・・・

その日は、とあるフリマに来ていた。
フリーマーケットはいろんな人が、いろんな物を売り買いしていて
とても面白い。
うろうろしていると、仲良しのディーラーのジョンに会った。
ジョンは家具のディーラーなのだが、このフリマではなぜか
日本か中国の骨董品(?)らしきものを売っていた。
(ジョンは自分が似ているからか、力士グッズが大好きである。)

ジョンはあたし達を見つけると、すごくオーバーにびっくりしてみせて、
「ベイビーっ!!」
と、ハグをしながら、そのままあたしを持ち上げた。
アメリカ人から見ると、30代のあたしも子供のようだ。
たしかに、いろんな意味で発育途上だが・・・
ほっといて・・・(泣)

あたしも、ジョンのでっぷりとしたお腹をペチペチと叩きながら
挨拶をした。
しばらく立ち話をしていると、ジョンの背後から、
「キャンッ!キャンッ!」
と甲高い犬の鳴き声がした。
どうやら、今日は奥さんが外出する為、飼い犬をフリマに
同行させたらしい。
種類はよくわからないが、マルチーズとテリアの混血っぽい、
40センチぐらいの超小型犬。ジョンが抱くとなおさら小さく見える。

「グッガール!!」(GOOD GIRL)
メス犬らしい。
そう言って、ジョンはタッパーから餌を取り出して、ポンッと
放り投げた。
超小型犬は上手にキャッチした。
「グッガール!!」
バリバリッ ムシャムシャ

ポイっ
キャッチ
「グッガールッ」
バリバリ、ムシャムシャ

あまりにもすごい音がするので、何を食べさせているの?と
訊ねると・・・



「チキンボーンッ!!」

※!!〇△□$&っ?!


チラッとグッガールを見ると、美味しそうに鳥の骨を食べている・・・
平気なのっ?
こんなに、超小型犬なのに、鳥の骨の脅威は微塵にも感じさせない。
さすが、アメリカの犬!!


変なことに関心していると、ジョンのへんてこ骨董品に人が集まって来た。

「ベイビー、グッガールを散歩させてきてくれっ」
と、リードを渡された。

発育途上な東洋人と超小型犬の散歩を見て、いろんな人が声をかけてくる。
楽しくなり、
「グッガール♪、グッガールッ♪」

しばらく歩いていると・・・・

グエッ、グエッ!!

グッガールがまさかの嗚咽っ!!(焦)

びっくりして、持っていたペットボトルの水を飲ませようとしたが、
受付けてくれない(泣)
やばい、こんなところで、死なせてしまったら、ジョンになんと言ったら
いいんだっ!!??


落ち着け、落ち着け、発育途上のあたしっ!!

あれ?待てよっ、これって・・・・


一か八か、グッガールの背中をおもいっきり叩いてみたっ

バンッ!!

グエッ ケホッ!!

コロン・・・・


チキンボーン!!


やっぱり・・・・ジョン・・・

グッガールは骨を吐き出しケロッと元気になった。




あたくしごとで、すいません。



←びびったあたしは、まさにチキンヤロー

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