戦力外通告・・・

カラーズは会社でみんなで犬を3匹飼っている。

長男 マイロ・・・ポインター(大型犬) 性格・・のんびり、おっとり
次男 マッシュ・・・スプリンガースパニエル(中型犬) 性格・・マイペース 
三男 ブルー・・・ワイマラナー(大型犬)性格・・行動的 元気(すぎる)

この3匹を2人1組で朝ドックランに連れて行くのです。

今朝はあたしと、SNJの当番

マイロはいつものように空を飛ぶ鳥に夢中で、今日も微動だにせず眺めてる。
絶対 しとめられるはずがないのに、鳥がやや低空飛行をしようものなら、
猛ダッシュで捕まえに行く。
ただし、大半はじっと動かず見ているので、
ドックランに来ているの意味はない・・・

マッシュは、ちょっと走っては水を飲み、バケツをひっくり返し
を延々繰り返し、ちょいちょい頻繁におしっこをする。

ブルーは3匹の中で一番ドックラン向きだ。
夢中でというより、異常なほどにボール追いかけまわし、遊び続ける。
ボールを投げるほうの肩さえ悲鳴をあげるほどだ。

今日もドックランに着くやいなや、SNJがボールを投げるのを待ちわびていた。
ものすごいスピードでボールを取りに行き、口に咥えて猛スピードで戻ってくる。
きっと時速40~50キロはでていると思う。
きっとボール以外には何も目に入っていないのだと思う。
だから、この事件は起きたんだ・・・・


20メートルくらはなれたSNJの反対側に、あたしは立っていた。
すると、SNJが投げたボールがあたしの2メートルぐらい前に落ちた。
いやな予感はした、
しかし、時速40キロ以上で向かってくるものをよけることは
出来なかった・・・

走るスピードを落とすことなくボールを地面から咥え取ったブルーは、
方向転換をするべく、あたしの膝の横に、

バァァァァァァンッ

と、おもいっきり体当たりをしてきたっ
そのまま、横っ飛びに倒された(痛)

膝の構造を考えて見よう、
膝はそもそも前方向には曲がるが、後ろや横には曲がらない。

なのに横からすごい力で押されたこの状況・・・・・
どう考えても、ものすっごく痛い(泣)
実際 痛すぎて声が出ず、
ぼろぼろと涙を流した。(恥)
技を決められたほうのプロレスラーの気持ちが痛いほどよく分かった。
(プロレスラーは泣かないが)

あまりの痛さで1人で立つことも出来なく、SNJが駆け寄ってくるのを待った。

待った・・・


待った・・・


結構待った・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・れ??(不安)

来やしないっ!!
それどころか、
SNJ「マッシュ、まぁた うんこしたのぉ?!」
と、呑気にうんこを拾ってる。
こんなときに、うんこをしているマッシュもマッシュだっ!!
そして
「マイロ、りょーこちゃん助けてきてあげてっ」
えっ?どーやって?
幸いマイロは来てくれたが、涙をなめるぐらいしかできなかった。
(当たり前だ!)
でも、マイロありがとう。

このままでは助けてもらえないことを悟り、恥を忍んで、
「痛ぁぁいっ、痛ぁぁぁぁぁっいよぉぉぉぉぉっ(涙、涙)」
と、泣き叫んでみた。

やぁっと、
「マジでぇ?! 大丈夫?」
と助けにきてくれた。


しかし、そこからがよろしくないっ!!
SNJめ、大笑いしている。
そして、あたしの腕を取り、立ち上がらせながら、
ギャン泣きしているあたしにむかって、

「おまえ、ドックラン戦力外だなっ!!」

がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ



あたくしごとで、すいません(泣)


 ←でも、憎めないヤツなんです、こいつ

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